NHKスペシャル マネー革命〈第2巻〉金融工学の旗手たち

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NHKスペシャル マネー革命〈第2巻〉金融工学の旗手たち

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140804162
  • NDC分類 338
  • Cコード C0333

内容説明

そもそも「デリバティブ」とはどういうもので、なぜ生まれたのか。「ポートフォリオ理論」や「リスク管理モデル」などを駆使する金融工学の世界はいかに発展していったのか。金融工学を作り上げてきたノーベル賞経済学者たちの波乱万丈の人間ドラマを紹介しながら、現代金融界の革命の全貌をわかりやすく解き明かす。

目次

1 大坂堂島米会所に始まる「第一のマネー革命」
2 金融先物取引の誕生・シカゴ発「第二のマネー革命」
3 リスクを科学するポートフォリオ理論
4 古代ギリシャ哲学者のオプション誕生物語
5 MITに集結した金融工学の気鋭たち
6 科学者とギャンブラーが支えたオプション市場
7 ノーベル経済学賞の受賞と親友の死
8 金融工学の発展を陰で支えた日本人数学者
9 ロシア危機で破綻した「夢のヘッジファンド」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

20
伊藤清先生の話、相田さんもずっと聞いたがさっぱり分からなかった、とTV番組では正直な話をされていましたね^ ^;; 竹田茂夫氏も東京新聞のコラムで金融工学の虚構性をきっちり批判されていて、そもそもノーベル経済学賞(実際はスウェーデン国立銀行が出している)の受賞者って基本、新自由主義経済の信奉者(ミルトン・フリードマンが一番わかりやすい具体例)が中心なんで、LTCMを持ち上げる方がどうにも…………というところでしたね。宇沢弘文氏には絶対、受賞させる気なかったでしょうねー。2007/05/05

ライアン

12
ポートフォリオとかボラティリティとかようやく知ってる言葉が出てきた。オプションを説明する話はわかりやすかった。金融工学を発展させたブラック・ショールズ理論が金融とは全く関係のない日本の数学者伊藤清の定理が元となってることに驚く。ノーベル経済学者を集めたドリームチームLTCMの破綻は諸行無常を感じさせる。彼らのインタビューできてることは貴重かもしれない。LTCMについてはもっと知りたくなってきたな。2016/08/11

nowhereman134

2
いや~面白い!◆伊藤教授とのやりとりは、落語の隠居と熊さんの会話のようでした。少し悪ノリしすぎと思えたりしましたが、笑った。◆とにかくスタッフが「素人」に徹しているのでわかりやすい。「オプション」の説明はよかったです。◆最後の1巻をこれから読もう。2013/10/23

ゆうろう

1
第1巻と比べて、残念ながら自分のアタマにすぅっとは入ってこなかったが、インタビューで構成されているので読み易くはあった。とはいうもの、数学者達の説明はやはり難しいわい。😵 江戸時代の大坂で始まった帳合米取引が世界初の先物取引なんだな。あと、P181 オペレーションズ・リサーチ(Operations Research)なる概念を初めて知った。オプションの価値が幾らになるのか、なんてのは正解がない世界なんじゃないのかな❓2022/02/24

かおる

0
金融工学について初心者でも学べる。2016/11/29

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