出版社内容情報
ビデオゲームのソフトメーカー任天堂が稼ぎ出す利益は松下電器が得る利益の総計に匹敵する。ゲームソフトの開発は20世紀の錬金術なのか?驚異的成長を続ける2兆円市場の実態に迫るヒューマン・ドキュメント。
内容説明
かつてはコンピューターの付属物にすぎなかったソフトウェア。いまやコンピューターもソフトウェアがなければ“ただの箱”といわれる。ソフトウェアとは人間の頭の中にある夢や欲望を紙に書いたことにはじまる。なぜ“ただの紙”が巨万の富を生むのか。一般家庭に浸透しているパソコンから果ては地球的広がりを持つインターネットまでを視野に入れコンピューター・ソフトウェア産業が莫大な利益をあげ得る構造とそれらを築き上げた創造者たちの思想と方法に迫り何が21世紀のビジネスとなるかを予見する迫真のヒューマン・ドキュメント。
目次
第1章 巨富を生むゲームソフト開発の熱い現場
第2章 コンピューターゲームを生んだアメリカ魂
第3章 アメリカン・ドリームを体現した「ビデオゲーム産業の父」
第4章 列島を沸騰させた「宇宙からの侵略者」
第5章 「間抜けなゴリラ」がアメリカを逆襲した
第6章 機関車マニア兄弟のパソコン事始め
第7章 子どもたちに夢を届けた家庭用ビデオゲーム
第8章 ビデオゲーム市場の覇権をかけた虚々実々の攻防