内容説明
世の中に、まったく同じ2枚の葉は存在しない。では、「唯一」とはどういうことか。天才ライプニッツの思想を“自分”を手がかりに解き明かす。
目次
1 モナドの哲学(ライプニッツの時代;“自分”という謎;モナドの思想 ほか)
2 個体性をめぐって(無差別の不可能性;モナドの絆;モナド相互の関係と交通 ほか)
3 “自分”の唯一性(“今・ここ”にあること;二種類の唯一性;世界にたったひとりの“自分”)
著者等紹介
山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年山形県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得。現在、新潟大学人文学部教授。専門はスコラ学など中世哲学
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