内容説明
ひとはなぜ世界の始まりや果てについて考えてしまうのか。「不可能なもの」をめぐる経験とはなにか。カントの哲学的思考を鮮やかにとらえる。
目次
序章 青ぞらのはてのはて(問いの始まりへ;世界の始まりをめぐる思考)
第1章 世界は始まりをもつか?(世界の限界をめぐる問いへ;世界は有限か、無限か? ほか)
第2章 神は世界のそとにある?(「見ること」とその形式;見えるもの、見えないもの ほか)
第3章 「不可能なもの」をめぐる経験(感覚と、感覚を超えるもの;美しいことと気高いこと ほか)
著者等紹介
熊野純彦[クマノスミヒコ]
1958年神奈川県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。同大学院博士課程単位取得退学。東北大学文学部助教授等を経て、現在、東京大学文学部助教授。専門は倫理学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。