田中一村作品集 (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B4判/ページ数 111p/高さ 36cm
  • 商品コード 9784140092910
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

内容説明

奄美に渡り、「画く鬼」となった田中一村。あの奄美作品の煌めきは、千葉時代の多くの作品の上に開花したものだった。新発見の作品群により、一村の画業の全貌が今明らかとなる。

目次

千葉時代代表作品
奄美
千葉
四国・九州の旅
南画
素描

著者等紹介

田中一村[タナカイッソン]
1908年7月22日栃木県下都賀郡栃木町に生まれる。本名孝。7歳で児童画展で天皇賞を受賞。1926年東京美術学校日本画科に入学するが、6月退学。1945年ごろから観音菩薩像を描き始め、以降受賞多数。1958年奄美大島へ渡る。1977年69歳で死去

中野惇夫[ナカノアツオ]
1939年生まれ。鹿児島大学農学部卒業。南日本新聞記者を経て、現在鹿児島大学農学部非常勤講師。南日本新聞記者時代に田中一村の事を初めて記事に発表(1979年)。名瀬市における遺作展の開催に尽力した

大矢鞆音[オオヤトモネ]
1938年生まれ。早稲田大学文学部卒業。NHK出版取締役美術部長を経て、現在NHK出版編集顧問、鹿児島県奄美パーク田中一村記念美術館顧問、津和野町立安野光雅美術館館長、奈良県立万葉文化館総合プロデューサー。美術出版を手がけながら、美術館建設の企画ならびに、作品のコーディネート・収集に尽力
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

15
高島野十郎展から、以前買った田中一村の図録を再読。彼もまた画業を全うした。単身奄美に渡り、5年働き3年描く。そんな暮らしをしていたらしい。話は逸れるが仕事柄、人の人生の終わりを目の当たりにする。人は生きて死ぬのだ。このシンプルな事実はどんな人間にも100%降りかかる。高島野十郎と田中一村。彼らのように、自らの心に素直に真っ直ぐ生きられたなら、と思わずにいられない。何かを後世に残したい、有名になりたい。そんな欲すら持ち合わせぬ真摯誠実な生き方は、自分には眩しく尊く輝いて見える。悩んだ。しかしいい一日だった。2016/08/10

ソラーレ

9
鳥の絵と紅葉の絵が好き!田中氏の目、容姿ともすごいパワーを感じる。奄美に移住し描かれたヤシ科ビロウの作品は見事。絵から葉の温度や香りが感じられるよう。2022/06/04

あおき

3
日本のゴーギャンと言われてるようだけど、評価の高い昭和40年代の画風はどちらかというとアンリ・ルソー。2016/12/03

Hiroki Nishizumi

2
一村は良いね2021/02/07

恵久美子

2
一村の作品のモチーフからは生命の息吹きを感じることが出来ます。特に頻繁に登場する“鳥”はとても愛らしく、自然な姿が描写されていて一村の並々ならぬこだわりが感じられます。2012/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/216305
  • ご注意事項

最近チェックした商品