内容説明
現代科学の進展は、伝統的な“死”の基準の変更を世に問うている。脳死―20世紀の人類に与えられた最後のキーワードのひとつをめぐって、交わされる議論。最新の情報をまじえながら、いま“生”と“死”の原点を問いかける。
目次
1 「脳死」を考える視野
2 「脳死」の定義とその周辺―ヨーロッパ取材から
3 日常としての「脳視」―アメリカ医療最前線から
4 日本の医療現場での模索
5 患者家族の側からみた「脳死」―視聴者の手紙から
6 「脳死」は人の死か
7 先端医療「脳死」の光と影―プロデューサーの立場から