彷徨う者たち

個数:
電子版価格
¥1,870
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

彷徨う者たち

  • 中山 七里【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • NHK出版(2024/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 34pt
  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2024年04月28日 22時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140057414
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。
選ぶべき自分は刑事か、友か――

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。

生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破*の「宮城県警シリーズ」最新作。復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描きながら完全密室トリックの謎に迫る、著者渾身のヒューマンミステリーにして、人気シリーズ三部作、堂々の完結編。

あの日、流された絆があった。


*単行本・文庫・電子書籍を含む。

一  解体と復興
二  再建と利権
三  公務と私情
四  獲得と喪失
五  援護と庇護
エピローグ

内容説明

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場勤務の、仮設住民の担当者。笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

261
中山七里さんの東日本大震災をテーマに据えた「宮城県警シリーズ」3部作の完結編ですね。仮設住宅の内部で起きた密室殺人事件。被災地で金儲けを企む悪い奴らの醜い構図。密室トリックと意外な犯人の趣向はミステリーとしてまずまずの満足感が得られました。しかし人間ドラマとしては未完の不満が残りました。過去の不幸な事情により決裂した人間関係が修復されず平行線のままなのが悲しいです。互いに歩み寄って友情を取り戻す物語を著者には書いて欲しかったですね。未来に希望を抱かせ心の通うストーリーを望みますね。#NetGalleyJP2024/04/06

starbro

229
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「宮城県警シリーズ」第三弾、東日本大震災幼馴染彷徨群像劇ミステリでした。三部作で完結の様ですが、何か違う感じがします。 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057412024.html2024/02/15

いつでも母さん

185
「わたし以外に助ける人間がいなかったからです」この言葉をどう受け止める?笘篠刑事の『宮城県警シリーズ三部作堂々の完結編』とある。完結なの?そうか、そうなんだね。このシリーズはどれも辛さが勝る。本作も被災者とそうでない者の境目を感じるのが切ない。誰の所為でもない災害だったのに、生き残った者が負い目に感じる現実は苦しい。皆が願っているのは間違いないのに何をもって『復興』と言うのだろう・・事件の真相はあっけなく、だから余計にリアルも感じる。そう、人は脆いのだ。色んなものがギューッと詰まって読み応えがあった。2024/02/13

hirokun

106
★4 中山さんの社会派警察小説。東日本大震災の復興エリアを背景としているが、その割には良い意味で震災関連色は強くなかった。学生時代の親友たちとの人間関係を追っかけながら展開されるストーリーは、スピード感持って一気読みさせてくれた。少し作品の本筋とはずれるが、行政が復興支援を行っていく上でどのような範囲まで対応していくかということは今後も様々な災害が頻発していく中において重要なテーマであり今の時期にこそ考えておく必要があると痛感した。2024/02/16

タイ子

104
宮城県警シリーズ第三弾にて完結編。東日本震災から13年。復興していく街の中で未だ仮設住宅に身を置いている人もいる。災害公営住宅への移転の話を進める町役場の担当者が殺された。密室の仮設住宅の一室で。宮城県警の笘篠、蓮田両刑事が捜査に乗り出す。そこで出会った蓮田の幼馴染みたち3人の男女。過去に遺恨を抱えた彼らが懐かしい再会を果たす時、若き日の後悔と贖罪の思いが蘇る。刑事の身分と友情を天秤にかけなければいけない葛藤。災害復興の影で蠢く利益優先の者たちがいる。復興の中でただ前進してきた人間たちが逞しく映る。2024/03/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21712356
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。