信長の二十四時間

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140056332
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

天下統一を目前にした織田信長は、統一後の新たな国家像を描いていた。それは、これまでの体制を覆す信じ難いものであった。葬り去られることを知った朝廷や家臣たちは戦々恐々となる。一方信長によって虐殺された伊賀者たちの残党は、激しい復讐の炎を燃やしていた。明智光秀、羽柴秀吉、黒田官兵衛、里村紹巴、織田信忠、そして朝廷も…誰もが信長を亡きものとする動機があり、誰もが信長に恐怖していた。複雑に絡み合うそれぞれの思惑と動き、リアルタイムで展開する権謀や策略。そのすべてが運命の一日、天正十年六月二日に向けてなだれ込んでゆく。

著者等紹介

富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年北海道生まれ、北海道大学卒業。1998年、第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』(後に『地獄の佳き日』と改題)でデビュー。『早雲の軍配者』が第32回吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

57
面白かったです。「新設」本能寺と言ってもいいと思いました。光秀が切ない。何故光秀が討ち、討たれなければというのは1つの説として受け止めました。信長を取り巻く感情の中で光秀は行動しなければならなかったのでしょうね。何故歴史は何故真面目な人ほど報われないのか疑問に思ってしまいます。2021/12/17

オカメルナ

48
随分奇想天外な『新説!本能寺の変』という印象。史実がどこまで真実なのかなんて分からないし、色々な説があるらしいけれど、これはないんじゃないかと言うくらいの(残念な)驚きだった。武将たちの智略・謀略というより忍者たちにスポットライトがあたっているように感じた。残念ながら軍配者シリーズの様に、富樫ワールドに入り込みグングン読み進めたとは言い難く私には合わなかった。2013/08/13

Yuna Ioki☆

47
1345-41-2 ☆時代小説祭No.1☆富樫倫太郎作品発読み。タイトルから信長が主役なのかと思ってたけど実際は信長の周りに居る伊賀者がメイン。秀吉+官兵衛=腹黒、光秀=間抜け(笑)、家康=先読みできる人の印象に(笑)2016/04/02

Ever531

46
同作者の白頭の人を読んでたせいか、一番心に残った箇所が、備中高松城の水攻めの際の秀吉と吉継の夕日のシーン(笑)官兵衛、秀吉、紹巴の策と信長、欄丸との読みあいが出来すぎで面白かった。他の人は気の毒なぐらいの盤上の駒、特に前久さんは...2016/07/06

金吾

41
伊賀とを結びつけた新説本能寺の変です。それはないだろうという部分は多いですが、テンポよく読めて楽しめました。光秀、信長ともに哀しいです。2023/05/08

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