出版社内容情報
構想・執筆10年。史実とミステリー、
過去と現在が巧みに組み合わされた衝撃のデビュー作!
16歳の少女が、父の書斎で一冊の古書を見つけた。それは、娘が生まれる前に父の運命を決定づけた本だった。そして、それはまもなく少女の人生にも影響を及ぼしはじめた。死して語らぬ歴史上の人物の真実の姿を知るために、歴史家たちはときに命を賭けてまで謎の解明にあたる。しかし、この世にいないはずの人物に出遭ったとき、歴史家たちは何を見るのか? 真実を知る手がかりは、ヨーロッパ各地の史跡、修道院、そして伝説……。
歴史の一隅を掘りおこし、私たちを興奮させてくれた旅の案内役たち。「薔薇の名前」「インディ・ジョーンズ」「ダ・ヴィンチ・コード」……。そして2006年、『ヒストリアン』が、新たな歴史ミステリーツアーに私たちを誘う。
2005年6月発売以来全米18週連続ベストセラー!
累計部数100万部突破!
ソニー・ピクチャーズが『ダ・ヴィンチ・コード』に続き映画化権を取得!世界33ヵ国で翻訳出版決定!
内容説明
少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。教授が最後に口にした言葉、それは…。いったい教授は何を言わんとしていたのか?そして彼はどこへ消えたのか?ホップウッド賞受賞作。
著者等紹介
コストヴァ,エリザベス[コストヴァ,エリザベス][Kostova,Elizabeth]
作家。イェール大学卒業。ミシガン大学にて創作学修士号取得。『ヒストリアン』は執筆中にホップウッド賞を受賞した。処女作にして全米ベストセラー第1位に躍り出た
高瀬素子[タカセモトコ]
翻訳家。1960年生まれ。東京大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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