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内容説明
ある男が突然、失明した。視界がまっ白になる病気。原因不明のまま、伝染病のように感染は広がってゆく。政府はかつての精神病院を収容所にして、患者の隔離をはじめる。そこでは、秩序が崩壊し、人間の本性がむきだしになってゆく。阿鼻叫喚の世界。やがて国中が目の見えなくなる病気に侵されて…。圧倒的な空想力で描かれる現代の寓話。ヨーロッパで最も独創的な作家の衝撃的作品。1998年ノーベル文学賞受賞者・サラマーゴの最高傑作。
著者等紹介
サラマーゴ,ジョゼ[Saramago,Jos´e]
1922年、リスボン北東部のアジニャガ村生まれ。高等中学校を中退後、工業学校を経て溶接工、公務員などさまざまな職業を経験。74年の四月革命(リスボンの春)前後にジャーナリストとして活躍。76年から文筆活動に専念し、ポルトガルの国民的作家となる。『修道院回想録』(1982年)、『リカルド・レイスの死の年』(1984年)、『イエス・キリストによる福音書』(1991年)、『あらゆる名前』(1997年)などの小説がある。「想像力、あわれみ、アイロニーに支えられた寓話によって、われわれがとらえにくい現実を描く」作家として1998年のノーベル文学賞受賞
雨沢泰[アメザワヤスシ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家。訳書には、グレン・サヴァン『ぼくの美しい人だから』(新潮文庫)、グレッグ・アイルズ『神の狩人』(講談社文庫)、スティーヴ・マルティニ『臨界テロ』(集英社)、ジョナサン・ハー『シビル・アクション』(新潮文庫)、アガサ・クリスティ『アクロイド殺害事件』(集英社文庫)などがある
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感想・レビュー
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