内容説明
平成８年ＮＨＫ大河ドラマ原作。尾張・美濃を制した信長は足利義昭を奉じて上洛、ついに天下人への梯子を一段ずつ上りはじめた。秀吉もまた、生死を賭けた激闘と厳しい出世争いの中を逞しく生き抜いていく。貨幣経済と兵農分離、そして独裁政治を柱とした信長の天下統一はもはや時間の問題と思われたが…。現代の視点から戦国時代を鋭く読く解く堺屋版『新・太閤記』待望の中巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
41
信長の権力がどんどん強くなります。そして本能寺の変。秀吉の天下が目前に見えてきたように思います。2023/04/15
葵堂
0
京都上洛〜本能寺の変。だんだんと民衆の意識や戦争への取り組み方なんかが変わりつつある。世界の速度が一気に加速していくというか、信長の魔王っぷり、それに付きしがたう将達の才気と苦労がみてとれる。2014/10/14
葵堂
0
京都上洛～本能寺の変。そろそろ戦後日本と重ねあわせるように表現するのが鬱陶しく感じられるように。ここらまでくるとある程度上り詰めつつある秀吉が慣れぬ仕事にくじけることなく懸命に挑み続ける様にあこがれをもつというか。2010/01/24
