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NHKブックス
白河法皇―中世をひらいた帝王

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019733
  • NDC分類 210.38
  • Cコード C1321

内容説明

賀茂川の水、双六の賽の目、山法師。この三つ以外、自らの意のままにならないものはないと豪語した、白河法皇。彼は、古代から中世へと転換を遂げようとする時代の流れに逆行した、恣意的な専制君主だったのか。さまざまな政治勢力が激しく競合する中世社会にあって、天皇の権威を守り、天皇制を持続させるため、白河は院政とよばれる新しい形態の政治システムを生み出した。希代の専制君主を生んだ時代の転換点を活写し、白河法皇の知られざる実像に迫る、初の本格的評伝。

目次

プロローグ―白河天皇生誕のとき
第1章 専制君主の誕生
第2章 院政とは
第3章 だれが院政を担ったのか
第4章 強訴の時代
第5章 都市王権としての院政
エピローグ―死への門出

著者等紹介

美川圭[ミカワケイ]
1957年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。現在、摂南大学国際言語文化学部教授。京都大学博士(文学)。専門は、日本中世史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅんどーん

1
天皇家の家長として独裁をしいた生涯。2019/12/14

そーだ

0
院政期という新たな時代を切り開いた白河法皇のパワフルな人物像と、著者のストイックな印象がどうもミスマッチな気がした。2012/07/23

富士の鷹

0
大河ドラマ「平清盛」の伊東四朗さんの存在感がありすぎてこの本を読んでみました。同じ著者による「院政」(中公新書)では、院政の意義をまとめておられましたが、その具体例として興味深く読めました。2012/08/30

wang

0
院政をはじめたという白河院の伝記にとどまらず、中世の天皇家のありかた摂関家や武家などが成立させた功績などを広く述べる。院政がどのように行われたかを具体的に開設。陣定・御前定・殿上定・殿下直廬定等々初めて聞く用語も多数登場した異変勉強になった。2009/04/24

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