NHKブックス
中国茶・五感の世界―その歴史と文化

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019573
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1376

内容説明

中国茶が、静かなブームを呼んでいる。鉄観音、水仙茶、龍井茶、恩施玉露、茉莉花茶、祈門工夫、君山銀針。多種多様な中国茶は、いつ、どこで生まれ、どのような道筋をたどって、今に至ったのか。その歴史を辿り、お茶に触発された精神の「気」に、中国人の美意識を発見し、五感を総動員する「品茶」に、中国茶文化の真髄を探る。お茶から知る、中国の歴史と文化の息吹き。

目次

序 日本茶と中国茶
1 茶の発見
2 喫茶のはじまり
3 喫茶文化の開花
4 固形茶の時代
5 中国茶の大転換
6 近代茶の確立
7 中国茶をどう飲むか
8 品茶の精神
結び 茶文化とは

著者等紹介

孔令敬[コウレイケイ]
1956年、中国北京生まれ。北京外国語大学日本語学科卒業。同大学大学院言語文化研究科修了。同大学専任講師。1990年、大東文化大学客員講師兼研究員として来日。大正大学大学院仏教学博士課程修了。現在、大正大学、東洋大学、青山学院女子短大等で講師を務める。専門は、茶と仏教文化
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

73
沢庵と日本茶の組合せが、日本茶との出会いという。 日本人が失っている視点と、茶の師匠中国の情報満載。 茶文化史年表、参考文献とも、学術的な香りが。2014/06/08

のら

1
中国茶の発見からはじまり普及、喫茶方法の変遷の歴史を学術的に解説。味わい方や日本の茶道との美意識比較もあり。ちょっと堅めの知識を詰め込んだ本だが、お茶の生まれた国出身の著者の思い入れが伝わってくる。2014/08/05

あまなつ

0
茶の心、といったものを知りたくて手に取ったのですが、茶の歴史についてが主でした。2020/07/09

viceversa8

0
【想買】精行倹徳/烏龍工夫茶、明の文人茶の作法を継承/漢方の薬書をひもとけば生薬としての茶の薬効が載っている、<本草綱目(明)大腸と小腸を利する効用があり/いつ、どこで生まれ、どんな風に今の形になったのか/僮約/中枢神経を興奮させるカフェインが含まれているため僧侶を始め座禅を実施、陸羽『茶経』/camellia sinensis始め山茶科の山茶属の被子植物/禅院の茶会は日常的な喫茶が宗教儀礼の具現という精神的次元にまで昇華された/780年から臨時で始めた十分一税が莫大な税収をもたらし、以来茶税の徴収が定着2016/09/29

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