内容説明
地球温暖化防止のための京都議定書。発効にむけて日本のリーダーシップが期待されている。だが、アメリカの離脱はどう影響するのか。地球環境を改善しつつ経済成長をするという矛盾した理想をどうしたら実現できるのか。複雑な京都議定書の内容をわかりやすく解説しながら、持続可能な社会をつくるために、いま日本のとるべき戦略は何なのか、企業はどう対応すべきなのか、個人レベルでもできることは何かを、技術革新、ライフスタイル、南北問題、廃棄物問題などから多面的に考える。
目次
第1章 地球環境問題の歴史と京都議定書
第2章 技術革新がもたらす持続可能な社会
第3章 ライフスタイルからみた持続可能な社会
第4章 南北問題からみた持続可能な社会
第5章 廃棄物問題からみた持続可能な社会―全循環型社会の実現可能性と地球環境問題
第6章 京都議定書と人類の持続可能な発展―人間と環境の調和の取れた社会に向けて
著者等紹介
松橋隆治[マツハシリュウジ]
1963年、北海道生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻助教授。専門は地球環境システム、社会システム工学、エネルギーシステム論
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