NHKブックス
『くまのプーさん』を英語で読み直す

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019467
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C1397

内容説明

一九二六年、イギリスである一冊の本が出版され、その本は今日、英語で書かれた子どもの文学の中でもっとも有名な一冊となった。なぜこの本がこんなにも多くの人のこころをつかんだのだろうか。『くまのプーさん』の世界には、豊潤なるイギリスの文化が溢れている。プーを読むことで、英語を母語とする人々と同じ文化を共有することが可能になり、同時に、イギリス文化の一部となることができると言えるだろう。幼い頃にプーの世界で育ったイギリス人の著者が、原文の英語が持つ豊かな表現力などを紹介しながら、プーの世界にどのような文化が息づいているのかを紹介していく。

目次

第1部 プーの魅力とミルン(プーの人気;プーの登場人物たち;A・A・ミルンその素顔 ほか)
第2部 『ウィニー・ザ・プー』の世界(ここにおいて読者はウィニー・ザ・プーとミツバチのもとへ招かれかくして物語は始まる;ここにおいて読者はプーが狭い場所を訪れそこにはまる姿を見る;ここにおいてプーとピグレットは狩りに出かけウーズルを捕まえそうになる ほか)
第3部 『プー・コーナーの家』の世界(ここにおいて一軒の家がイーオーのためにプー・コーナーに建てられる;ここにおいてティガーが森に来て朝食をとる;ここにおいて捜索隊が組織されピグレットは危うくヘッファランプに遭遇しそうになる ほか)

著者等紹介

チータム,ドミニク[チータム,ドミニク][Cheetham,Dominic]
1960年、イギリス、ノッティンガムに生まれ、ノリッジで育つ。1983年、バーミンガム大学心理学科卒業。同大学大学院博士課程修了。専攻は言語学、英語教育。1986年に来日。現在、上智大学講師。2000年より2年間、「テレビ英会話」の講師を務める

小林章夫[コバヤシアキオ]
1949年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科修了。現在、上智大学文学部英文学科教授。専攻は英文学、英文化
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MINA

24
ずっと前に軽い気持ちで原書を買ったものの、未読のまま最近実家から送られてきたのでせっかくなのでこの本片手に読破を目指してみた。英語力本当に大したことないから、あらすじや背景知識片手にチートかもだけど頑張った感じ(笑)結果、すごく良かった。あらすじだけじゃなく何でミルンがプーさんを二作で終わらせたのか等、とても掘り下げて説明してくれてるからただ読むより深みが出た気がする。イギリスの文化や読み方味わい方が易しく書かれていて、お陰様で読破したというにはおこがましいくらいだけど…プーさんの世界を堪能出来たかな。2018/01/31

鐵太郎

9
最初に宣言しておきます。ぼくは、ミルンの描いたクリストファー・ロビンとプーの物語が好きです。でも、このシリーズを元に作られたディズニーのアニメーションは、楽しいと思いますが、あれは「くまのプーさん」ではないと思っています。否定はしませんが、面白いと思いません。アニメーションより先に翻訳本と原書を読んだことを、愛書家の神様に心より感謝を捧げたい。(おいおい) だから、この本は大好きです。2005/07/23

星野梅子

3
私が愛してやまないオリジナルのくまのプーさんの、原文の素晴らしさを綴った本。今度原文を読んでみようと思った。2013/12/30

しゅじゅ

2
英語の語感が少し分かり、ますますプーさんを英語で楽しみたくなった。それから、ルイス・キャロルとかぶるところがあるなと感じて興味深かった。2014/02/09

しま

2
タイトルから、プーさんを題材にした英語学習のススメ、的な本だと思ったら、プーさんの物語自体の解説本だった。これはこれで貴重で興味深い。イギリスの人が書いてみえて向こうの文化とか風習とかにも当然通じてて、色々謎だったことが解けたりして良かった。英語で読んでみたいけど難しそう。この方の日本語訳も読んでみたいです。2013/07/07

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