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桃花源記の謎を解く―寓意の詩人・陶淵明

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019108
  • NDC分類 921.4
  • Cコード C1398

内容説明

司馬睿氏の再興した東晋の王朝は勢いが衰え、反乱を平定した将軍劉裕は、朝廷の重臣たちを次々と陥れ弑逆していく。幕下にあった陶淵明は官途を離れ、田園に閑居して「飲酒」二十首などの詩歌を詠う。その詩文には実は当時の過酷な政争と劉裕が王位を簒奪するさまを幽憤する寓意があった。千数百年も読み解くことができなかった陶淵明の真意を著者はその謎を解く鍵を「易」のことばに見出して明らかにしていく。

目次

第1章 「乞食」の詩から「桃花源の記」へ
第2章 反骨の士韓延之への賛歌
第3章 「飲酒」という詩題の寓意を解く
第4章 「飲酒」詩の帰鳥のイメージを解く
第5章 東晋王朝の百年をふり返って

著者等紹介

沼口勝[ヌマグチマサル]
1937年東京都に生まれる。1963年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。1972年函館大学商学部助教授。1975年山形大学教育学部助教授、教授を経て現在は文教大学文学部教授。中国文化学会理事。六朝学術学会評議員。著書に『漢文教育の理論と指導』共著 大修館書店。『概説中国の文学』共著 高文堂出版。『中国の文学論』共著 汲古書院。ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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