NHKブックス
邪馬台国と近代日本

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019030
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1321

内容説明

「魏志倭人伝」に伝えられる邪馬台国は九州か大和か。倭の女王=卑弥呼は神功皇后なのか。江戸時代の本居宣長・新井白石の論争にはじまり、明治の歴史学者、白鳥庫吉・内藤湖南の論争の背景には、それぞれの論者の国家観が浮びあがってくる。韓国併合を断行する近代日本の国家主義台頭の時代に、国策としての「東洋史」をめぐる二人の碩学の論点を軸に、ユニークな視点から古代史最大の謎を解く。

目次

第1章 「論争」以前
第2章 「東洋史学」の成立
第3章 二つの「卑弥呼考」
第4章 韓国併合と邪馬台国論
第5章 神武東征と邪馬台国東遷説
第6章 地政学以後
終章 日本人と邪馬台国

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