NHKブックス<br> 江戸のノイズ―監獄都市の光と闇

NHKブックス
江戸のノイズ―監獄都市の光と闇

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140018798
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1321

内容説明

無宿人たちの排除と囲い込み、町人への絶えざる監視…「徳川の平和」実現のために構築された江戸は、「監獄都市」であった。権力の抑圧によって意識の深層に封じ込められながらも、整然とした権力システムをなおも攪乱しようとする都市民たちの衝動を「ノイズ」と名付け、そのダイナミズムを、『八犬伝』『雨月物語』などの文学や絵画、庶民文化に探る。近代の規律=訓練的社会の形成という視点から江戸の都市空間を読み解き、従来の江戸像を一新するとともに、江戸から明治に至る思想史的構図をも描き直すスリリングな試み。

目次

プロローグ “葵”という呪縛
第1章 アジールの変容
第2章 監獄都市の誕生
第3章 叛乱する無意識たち
第4章 「声」から「内面」へ―江戸の思想空間
第5章 ノイズの行方―「闇」が織りなす日本近代
エピローグ 新たなる歴史的分割線へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

4
ふむ2023/12/05

FreakyRider

2
「江戸は漂泊民=非定住者を抑圧し、パノプティコンのような監獄都市であった。安易に江戸を理想化すんじゃねーぞ。」っていうのが主論。江戸庶民のフロイト的な無意識の意識層へのフィードバックに関しては、想像の域を脱してないと思った。理系だけに推測、推測で論を重ねられるとキツイ。2010/01/21

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