NHKブックス<br> 免疫ネットワークの時代―複雑系で読む現代

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免疫ネットワークの時代―複雑系で読む現代

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140017364
  • NDC分類 304
  • Cコード C1336

内容説明

サービス化や情報化、国際化の今日、職場や経営、経済、環境問題など複雑さを増し、見通しもたてにくくなった。従来の機械モデルによる要素還元主義に代わって、生物進化など「複雑系」をキーワードに、この大転換期を読み解く。また、階層型組織の老朽化でマニュアルをこえた臨機応変の対応が重要性を増しているように、新しいライフスタイルを、免疫系の即興的、水平型ネットワークをモデルに探る。

目次

第1部 複雑系の時代
第2部 複雑系の文法
第3部 複雑系の免疫モデル

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Megumi Odajima

4
あらゆる分野の新しい仮説の寄せ集め?個々の入力が膨大で読書ノートを作っても把握するのが困難・・・。なのですが、複雑なものをいくら分解しても複雑なままなので、要素還元主義を超えて複雑な全体をいろんなレベルで柔軟にとらえる試みが「複雑系」であるということだそう。最終章の生体ネットワーク戦略(神経系・内分泌系、免疫系、血管系)を組織作りに応用するというのが面白く、自社にあてはめると・・・と考えて楽しくなりました。階層と偶然性・即興性の組み合わせで強くなる。1995年5月第1刷、やっと追い付いてきました私w2014/08/26

鴨長石

1
現代社会は細かく分けていっても単純にならない、つまり生命と同じ複雑系である。そう捉えた時、どう生きていくかという手本として免疫系を考える。最後の五原則がよくまとまっていた。すなわち、1:共同と支援、2:フラットな関係を基礎にした階層性、3:偶然性と即興性、4:関係性と場の相互作用、5:多様性、である。20年以上前に書かれたとは思えないほど現代の諸問題と解決策の方向性を示している。個人的には3:偶然性と即興性が一番の肝ではないかと思う。2020/12/02

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