感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーシャ
3
西洋中世史の大家が歴史学の方法や視点について語ったラジオ番組をもとに作られた本。「歴史に学ぶというのはどういうことか」「歴史学における科学性とは何か」など、多少古さを感じさせるところもありますが分かりやすく語られています。ただ、西洋史の知識がある程度ないときつい部分もありますけどね。2014/12/12
ちびたぬき
2
著者が中世ヨーロッパを専門としている方なので、様々な例えや引き合いにこの時代の歴史が取り上げられていて、それが好きな自分としてはとても興味深かった。文章の言い回しと、社会科学・自然科学が絡むあたりが難しいと感じた。歴史そのものの意義だとか歴史資料の解釈の在り方、歴史の主観性と客観性、偶然と必然性などなど…理解を深められれば、歴史という学問の魅力をもっともっと堪能できるだろうなあ、と思う。2020/12/01
れうしあ
0
歴史は未来への指針となる。それは叙述者の意識が反映されたものである。マルクス主義の影響を大きく受けているなぁというのが感想2017/10/03
すぐる
0
○2014/04/05
カラス
0
歴史哲学入門みたいな感じの本。カーの『歴史とは何か』なんかに比べると段違いにわかりやすく平易なので、入門用という感じがする。書いてある内容はかなり常識的なことばかりなのであまり戸惑わずに読み進めることができるのも、入門書っぽいと感じた理由のひとつかもしれない。面白かった。2022/04/28