文学の方法

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130830232
  • NDC分類 901
  • Cコード C1090

出版社内容情報

文学研究には多様な方法があることを,具体的に文学テクストを使いながら各執筆者がそれぞれの方法論を展開し,どのように読めるかを鮮やかに示す.文学のもつ豊かさと面白さをさまざまな言語の作品を通して伝える,『知の技法』の文学版.

内容説明

世界文学の地平・最先端の理論。文学研究とは、異質な他者の世界と格闘する激しく、厳しい知の営みである。文学研究のさまざまな方法を具体的なテクストに即して実演し、根底的な人間理解に迫る。

目次

序 文学研究とは何か
1 テクストの読解
2 書くこと・読むことのダイナミズム
3 文学とその外部

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

14
駒場の教養学部のキャンペーン本だが数十円で古書店に置いてあったのを買ってみた。いろんな文学研究の方法が手広く紹介されているので、ページを行きつ戻りつしながら楽しく暇つぶしするのに持ってこいだ。工藤庸子さんの「草稿を読む」がよかった。フローベールの『ボヴァリー夫人』の草稿に見られる筆跡、呼吸、書き込みなどを読解していく。創造行為のわだちを辿るのは一見地味な作業だが思ったよりもスリリングだ。2022/10/30

Akito Yoshiue

0
第一部のテクスト研究と物語論、第三部の『ドラキュラ』の文化研究と「帝国」というネットワークの」四編が特に面白かった。2014/06/02

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