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言語分析の技法―統語論を学ぶ人のために

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  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130820103
  • NDC分類 801.5
  • Cコード C3080

出版社内容情報

言語の分析には,どのような方法があるのか.統語論の研究における基本的な考え方や諸理論の流れを説明するとともに,実際の言語について仮説をたて,論証し,提示する技術を解説する.言語学の分野一般の論文をまとめるための実践的な手引き.

内容説明

言語の分析には、どのような方法があるのか―統語論の研究における基本的な前提や諸理論の流れを明らかにし、さらに実際の言語データの分析にあたって仮説をたて、論証し、提示する技術を解説する。この言語分析のテクニックは、統語論のみならず音韻論、語用論、意味論など他の分野一般に共通する。言語学の論文をまとめるための実践的な手引きとして最適。

目次

1 文法とは何か、何でないか
2 トピックと仮説
3 論証
4 提示
5 いわゆる標準理論
6 可能な記述に対する制約の開発
7 諸理論の枠組み
付録―統語記述のための参照ガイド

著者等紹介

グリーン,ジョージア・M.[グリーン,ジョージアM.][Green,Georgia M.]
1944年生まれ。1971年シカゴ大学にてPh.D.(言語学)取得。現在、イリノイ大学名誉教授

モーガン,ジェリー・L.[モーガン,ジェリーL.][Morgan,Jerry L.]
1939年生まれ。1973年シカゴ大学にてPh.D.(言語学)取得。現在、イリノイ大学名誉教授

中澤恒子[ナカザワツネコ]
1956年生まれ。1991年イリノイ大学にてPh.D.(言語学)取得。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻教授

伊藤たかね[イトウタカネ]
1955年生まれ。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こたろう

3
英語の文法について考える本。そもそも文法がどう働いているのか。また文・文章の構成の仕方が、論文の構成を例に説明されている。後半は、標準理論と呼ばれる文法理論に関する話題。紙面の後半半分は付録で、文法理論について紹介されている。2019/07/22

Saiid al-Halawi

0
前半は論文の書き方指南。これがものすごく面白い。パンチラインだらけ。「論文の途中で、書き手が何をしようとしているのかを読者が見失った途端に、書き手の負けが決まる。」(p.67) 後半は統語論の専門的な内容。標準理論がなぜ「標準」と呼ばれているか、この1冊でかなりスッキリするんじゃないかと思う。この辺りの分野は何しても衒学的な印象を持ってたけど、この本はそういう性質を排除した上でより説明的な記述になってる。が、それでもやっぱり難解すぎる。2012/03/03

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