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原典メディア環境 1851‐2000

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  • サイズ A5判/ページ数 723p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130700016
  • NDC分類 692
  • Cコード C3065

出版社内容情報

今日の社会をとりまくメディア環境はいかにしてつくられたか? バベッジからパリ万博,ENIAC,テレビ放送,ビデオゲーム,そしてインターネット,BSデジタルまで,日本・米国・欧州の膨大な資料群から,エポックとなった思想,条約,発言など約150点をはじめて集成.入手困難な資料多数.解説付き.IT論の必須文献.読売新聞ほか,秋田魁新聞,福井新聞,佐賀新聞,神戸新聞,神奈川新聞ほかで続々と紹介.

目次

1851‐1900(「階差機関」「解析機関」の構想―チャールズ・バベッジ『機械化と工業化がもたらす経済効果』;解析機関の影響―エイダ・オーガスタ『解析機関についてのスケッチ』 ほか)
1901‐1925(無線通信のビジョン―ニコラ・テスラ「無線による電気エネルギーの送信」;国際無線電信連合(International Radio Telegraph Union)の創設―「国際無線電信条約」 ほか)
1926‐1950(八木・宇田アンテナの発明―八木秀次「短波長ビームに就て」;日本放送協会の設立―「社団法人日本放送協会設立許可命令書」「社団法人日本放送協会定款」 ほか)
1951‐1960(日本における民間放送の開始―「民間放送に対する初の予備免許」 ほか;メディア神話への警鐘―ハロルド・A・イニス『メディアの文明史』 ほか)
1961‐1970(テレビは「一望の荒野」―ニュートン・ミノー「ワシントンDCで開催されたNABの会合での講演」;情報産業の展望―梅棹忠夫「情報産業論:きたるべき外胚葉産業時代の夜明け」 ほか)〔ほか〕

著者等紹介

月尾嘉男[ツキオヨシオ]
1942年愛知県生まれ。1971年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。工学博士。都市システム研究所所長、名古屋大学工学部教授、東京大学工学部教授などを経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。専門は、メディア政策、システム工学。主要著書に『贅沢の創造:21世紀・技術は芸術を目指す』(PHP研究所、1993年)、『マルチメディア超企業破壊』(徳間書店、1995年)、『IT革命のカラクリ』(共著、アスキー、2000年)ほか

浜野保樹[ハマノヤスキ]
1951年兵庫県生まれ。1980年国際基督教大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学教育学部助手、メディア教育開発センター助教授を経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授。専門は、メディア論、マルチメディアの研究開発。主要著書に『ハイパーメディア・ギャラクシー』(ベネッセ、1988年)、『メディアの世紀:アメリカ神話の創造者たち』(岩波書店、1991年)、『極端に短いインターネットの歴史』(晶文社、1997年)ほか

武邑光裕[タケムラミツヒロ]
1954年東京都生まれ。1979年日本大学芸術研究所修了。日本大学芸術学部専任講師、京都造形芸術大学助教授、同大メディア美学研究センター所長を経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授。専門は、メディア美学、ハイパーメディア文化論。主要著書に『サイバーメディアの銀河系』(フィルムアート社、1988年)、『メディア・エクスタシー:情報生態系と美学』(青土社、1992年)、『デジタル・ジャパネスク:マルチメディア社会の感性革命』(NTT出版、1997年)ほか
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感想・レビュー

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roughfractus02

3
1851年のロンドン万博を可能にしたメディア資料からMP3誕生当時のP2Pに関する2000年の裁判の意見書まで、欧米・日本中心の文書が時系列に沿って150点収録される。冒頭1832年のチャールズ・バベッジ論文があるようにコンピュータ開発を軸とするが、郵便から印刷、電信、電話、映画、ラジオ、TVに関して、専門域のみならず文学・哲学の論文も含まれる。ヴィリリオ、ボルツ、フルッサーら進歩史観から距離を置く論もあり、IT依存の現代の環境の形成過程だけでなく、技術が環境を将来どうするかを知るために読むことができる。2017/02/21

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