内容説明
産業が持続可能な開発型に移行する現在、社会に価値を生み出す、科学技術研究とは?人類の未来を拓く、これからの研究方法論。
目次
序章 研究者を取り巻く状況の変化
第1章 研究と社会の循環ループ
第2章 二つの研究方法論
第3章 技術と社会の相互作用
第4章 新しいディシプリンをつくる
第5章 本格研究:新しい研究方法論の確立へ向けて
著者等紹介
吉川弘之[ヨシカワヒロユキ]
1933年生まれ。東京大学教授、東京大学総長、日本学術会議会長、総合科学技術会議議員、日本学術振興会会長、放送大学学長、国際科学会議会長(ICSU)を経て、産業技術総合研究所理事長。工学博士。専門は一般設計学、ロボット工学
内藤耕[ナイトウコウ]
1966年生まれ。新潟大学理学部卒業、愛媛大学大学院理学研究科修士課程終了。金属鉱業事業団、国際協力事業団、世界銀行グループ(米国ワシントンDC)を経て、産業技術総合研究所研究経営調査室長。工学博士。専門は資源開発政策
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
26
吉川弘之、内藤耕の「『産業科学技術』の哲学」を読了しました。 著者の二人は産業技術総合研究所のマネージメント層の方(出版当時)になります。 特に、吉川弘之氏は産業技術総合研究所の理事長(出版当時)で、東大総長も務められた方になります。 本書の内容は、産業技術総合研究所で行っていたワークショップ形式の内部討論会での議論がベースになっているとのことです。 新たな法則をつくる「第一種基礎研究」、モノをつくる「第二種基礎研究」、更にそれらを並行に進める「本格研究」が重要であるとしています。2021/03/04
koda
0
心の一冊、といいながら内容が飛んできたので手元に置きたくなってきた一冊。読んでよかった、というより大学を選ぶ前に読みたかった一冊。2012/10/01