Natural history
動物進化形態学

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  • サイズ A5判/ページ数 611p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130601832
  • NDC分類 481.1
  • Cコード C3045

出版社内容情報

脊椎動物のかたちの進化――「バウプラン」「発生拘束」「相同性」などの概念を読み解きながら、進化発生学の視点から、この深遠なテーマに総合的に迫る。発生学、形態学、分類学の統合により展開される新しいナチュラルヒストリー。

内容説明

本書で扱うのは、脊椎動物の頭部を対象の中心に据えた、新しい形態学の考え方であり、これを通じてわれわれ自身を含む脊椎動物の進化的起源や進化パターンについて、さまざまな領域の研究をもとに考察を展開してゆく。これは必ずしも脊椎動物の起源を問う作業にとどまらない。むしろ、脊椎動物を主たる対象とおいて、発生パターンの変遷のなかに進化パターンを見いだそうという試みである。

目次

第1章 脊椎動物の基本形態―バウプランと形態発生的拘束
第2章 比較骨学による頭部分節論事始め―原型と相同性
第3章 グッドリッチの遺産―分節性のスキーム
第4章 解剖学的形態学―胚に由来する形態
第5章 形態パターン生成の発生学的基盤―頭蓋骨の形態進化
第6章 発生生物学と頭部進化―頭部分節性の再登場
第7章 発生拘束とその解除―相同性と進化的新規形態
第8章 脊椎動物の進化―形態的変容のパターン
第9章 発生拘束と相同性―概念
第10章 発生拘束から形態進化へ―統合

著者等紹介

倉谷滋[クラタニシゲル]
1958年大阪府に生まれる。1981年京都大学理学部卒業。現在、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター形態進化研究チーム・チームリーダー、理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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