複雑系としての身体運動―巧みな動きを生み出す環境のデザイン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 203p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130567022
  • NDC分類 780.19
  • Cコード C3075

出版社内容情報

スポーツする身体は,きわめて複雑な状況の要請に,しかし,瞬時に応答する.この「動きの知」に,複雑系やアフォーダンスなど最新の理論を総合した「ダイナミカルシステムアプローチ」でせまり,高度な運動をトレーニングする環境のデザインを提唱する.運動科学の新潮流!

内容説明

スポーツする身体は、きわめて複雑な環境の要請に、しかし瞬時に、巧みに応答する。この「動きの知」にいかに迫るか。環境と身体、運動の連鎖までをもひとつの複雑な系(システム)としてとらえ、アフォーダンス理論なども包摂した「ダイナミカルシステムアプローチ」を具体化。オリジナリティあふれる方法論により、機械的身体論も認知主義をも超えて、人間の巧みな動きの解明と、その獲得に迫る。

目次

第1章 運動の制御・学習における2つのアプローチ(Motor‐action論争;運動システムアプローチ ほか)
第2章 運動システムアプローチで打球動作を分解する(一致見越しタイミングと呼ばれるバッティング動作;バッティング動作の内的タイミング ほか)
第3章 ダイナミカルシステムアプローチで打球動作を統合する(ダイナミカルシステムアプローチの非自励系への拡張;複合運動によって生ずる複雑さ ほか)
第4章 複雑な運動を獲得する(打球成績が低下しない複合運動;複合運動学習)

著者等紹介

山本裕二[ヤマモトユウジ]
1958年兵庫県にうまれる。1980年広島大学教育学部卒業。1982年筑波大学大学院修士課程体育学研究科修了。2001年博士(体育科学)取得。名古屋大学総合保健体育科学センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。