出版社内容情報
明治日本にドイツの近代教授理論を初めて紹介した帝国大学御雇教師ハウスクネヒト.生誕から滞日中の活動を経て帰国後の生涯まで,日・独の資料を駆使しつつ解明する.日本近代中等教育建設への貢献,普通教育論の提唱など,教育学術交流の新側面も提示する.
内容説明
本書は、1887年1月に来日し3年半後の1890年7月に離日した帝国大学御雇ドイツ人教師エーミール・ハウスクネヒトに関する研究をまとめたものである。ドイツ、日本、ヨーロッパにわたる彼の生涯について略伝を試みるとともに、日本における研究教育活動に関して考察し、併せて滞日中の基本的資料を復刻紹介した。
目次
研究編(これまでの教育研究におけるハウスクネヒト像;ハウスクネヒトの来日;日本におけるハウスクネヒト;帰国後の活動)
資料編(帝国大学・特約生関係;教授論;中等教育改革)
年譜