社会保障研究所研究叢書
社会福祉における市民参加

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130511094
  • NDC分類 369
  • Cコード C3036

出版社内容情報

社会福祉行動を担う主体として,政府でも企業でもない第三の途として民間非営利セクター・NPO(非営利組織)・NGO(非政府組織)・ボランティアなどの活動が注目されている.本書ではそれらの分析を通して「市民参加」の現実の把握と理論の拡充に取り組む.

内容説明

本書は、社会保障研究所が平成5‐6年度に行った2ヵ年計画の研究プロジェクト「社会福祉における市民参加」の研究成果をとりまとめたものである。社会保障という活動分野と市民参加という組織形態とがオーバーラップするところに問題を設定し、社会福祉の活動が民間非営利セクターによって運営される姿を分析の対象としたものである。

目次

1 市民参加の理論的視座(社会政策における参加;社会福祉における利用者参加―日本の福祉政策と参加の理念;市民参加と社会福祉行政―シチズンシップをどう確保するのか)
2 社会福祉における市民参加の諸形態(ボランティア活動の構造―担い手とクライエントの実証分析;福祉サービスと住民参加;福祉行政における利用者参加とその制度的保障―イギリスのコミュニティ・ケア改革を素材にして;政府と非営利団体;自治行政にみる市民参加の発展形態―第2世代の参加論としての公民協働論)
3 諸外国における市民参加の現状と制度(アメリカにおける住民参加―Community Services AdministrationからThe Community Services Block Grant Programへ;イギリス社会福祉における市民参加―ボランティア活動と当事者参加を中心に;フランスにおける社会福祉への市民参加)