出版社内容情報
植民地期の朝鮮経済の展開過程を、日本からの資本輸出との関連の下で実証的に検討。日本による制度移植と資本輸出を契機に、金融や貿易を通じ、朝鮮経済が内在的に変化していく過程を丹念に追う。スケールの大きな構想に立ち、新たな朝鮮経済像を提起する画期的な書。
目次
第1章 序論
第2章 日本帝国主義の朝鮮統治
第3章 日本の資本輸出
第4章 産米増殖計画と農業剰余
第5章 工業化と朝鮮経済の再生産構造
第6章 資金循環と戦時経済
著者等紹介
金洛年[キムナクニョン]
1957年韓国の慶尚北道安東に生まれる。1981年ソウル大学校経済学科卒業。1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、東国大学校社会科学大学経済学科副教授
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