出版社内容情報
現代社会においては,さまざまなデータを正しく扱うことが全てに優先する.本書は,われわれの生活や社会と直接・間接にかかわりをもつ分野で用いられている統計的方法の基礎から応用までを,具体例に即して分かりやすく解説する.
目次
第1章 統計学とデータ
第2章 データの分析
第3章 標本調査法
第4章 統計調査と経済統計
第5章 地域統計
第6章 経済分析における回帰分析
第7章 経済時系列データの分析
第8章 社会調査
第9章 社会移動データの分析手法
第10章 要因探求の方法
第11章 心理測定データの解析
第12章 テスト理論
第13章 心理・教育データのための統計的方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Józef Klemens Piłsudski
5
「人文・社会科学の」ってことでかなり範囲が広いので専門外の章を読むとだれやすいため、自分の興味ある専門分野の入門用として該当するパートを読めばいいと思う2012/11/19
ゆき
4
主に社会学・経済学・心理学で扱う統計学の解説書。統計学がはじめての人が読むには少々難しい。第一巻にあたる「統計学入門 」か、その他の基礎書を読んでから読むことを進める。執筆担当が複数人いることもあって内容の重複が多め。はじめに各章がどの分野に該当するのか一覧になっているので、必要なところを拾って読むのがいいと思う。一方で「人文・社会科学の統計学」と取り扱う分野が多岐にわたるが、それぞれが完全に分離しているわけでもない。なので、自分の専攻分野以外も軽く目を通して見ると考え方の幅が広がると思う。2016/10/27
がっち
4
人文系と社会科学を一緒にしてしまっているところが少し残念だが、文系出身の方々にとってはよい教科書である。人文科学で使うアプローチと社会科学で使うアプローチで少し異なってくるところもたくさんあるが、ざっくり読むとどういうときにどういうアプローチを使うかが見えてくる本である。 2013/05/24
ユータス
1
おすすめ度☆☆☆☆★(勉強になった)。統計検定1級の試験勉強ために拝読。記述統計など基本の復習のつもりで読んだが、期待していた以上に得られるものが多かった。実務でデータ分析をしている方、特にクロス集計やってそれを解釈することを頑張っているような方にはオススメしたい。自分自身も、いままで悩みながら素朴にやっていたことが、実は名前のついているモデルになっていて議論がされていたりとか、ベストプラクティスはないが学問的にも困難だと言われているものだったりとかして、役立つわけでなくとも安らかな気持ちを得られた。2023/09/20
yyhhyy
1
経済学 心理学 幅広い。要因分解法などの紹介もあるが、この一冊で理解するには難しく 用語解説集的立ち位置2013/02/10