出版社内容情報
"〈現実〉を突き動かす革新的経済理論――2001年ノーベル経済学賞に輝いたスティグリッツの「情報の経済学」における先駆的業績を核とし,「信用」(credit)をキーワードに構築される金融理論の新パラダイム.その理論は,豊富な実務経験と現実問題への批判的精神から導きだされ,金融危機などの困難に直面したとき,より一層鋭さを増す.原著は,Towards a New Paradigm in Monetary Economics,Cambridge University Press, 2003."
内容説明
2001年ノーベル経済学賞に輝いたスティグリッツの「情報の経済学」における先駆的業績を核とし、「信用」(credit)をキーワードに構築される金融理論の新パラダイム。その理論は、豊富な実務経験と現実問題への批判的精神から導きだされ、金融危機などの困難に直面したとき、よりいっそう鋭さを増す。“現実”を突き動かす革新的経済理論を解説。
目次
1 新しいパラダイムの原理(現在の金融論についての考察;金融はどこが違うのか;完全競争の下での銀行業システム;競争が制限された銀行業(つまり、今日の銀行システム) ほか)
2 新しいパラダイムの適用(金融政策;規制政策と新しいパラダイム;金融市場の自由化;銀行業部門の再構築 ほか)
著者等紹介
スティグリッツ,ジョゼフ・E.[スティグリッツ,ジョゼフE.][Stiglitz,Joseph E.]
コロンビア大学。2001年ノーベル経済学賞受賞
グリーンワルド,ブルース[グリーンワルド,ブルース][Greenwald,Bruce]
コロンビア大学
内藤純一[ナイトウジュンイチ]
財務省大臣官房審議官(経済政策・経済分析担当)。1951年兵庫県生まれ。75年東京大学経済学部卒業。同年大蔵省(現在の財務省)入省。銀行局調査課長、銀行課長、金融企画局企画課長、大臣官房会計課長等を歴任。2001年8月より03年6月まで名古屋大学大学院経済学研究科教授(国際経済動態研究センター)。03年7月より現職
家森信善[ヤモリノブヨシ]
名古屋大学大学院経済学研究科・高等研究院助教授。1963年滋賀県生まれ。86年滋賀大学経済学部卒業。88年神戸大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。姫路独協大学経済情報学部助教授等を経て、96年より現職。経済学博士。この間、コロンビア大学客員研究員、サンフランシスコ連邦準備銀行客員研究員などを務める
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感想・レビュー
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takao
童 貞夫
ペールエール