出版社内容情報
国境の外へと踏みだした日本が総力戦を遂行する体制の形成と崩壊をたどる過程を東アジア・世界史とのかかわりを重視しつつ,軍事・外交・政治・国民意識から多角的に位置づける.
内容説明
大衆の時代、帝国の動揺。国境の外へと踏みだした日本。総力戦を遂行する体制の形成と崩壊の過程を世界とのかかわりを重視しつつ軍事・外交・政治・国民意識から位置づける。
目次
1 植民地領有と憲法体制
2 大衆ナショナリズムとデモクラシー
3 戦間期知識人の帝国改造論
4 階級と解放―大正社会主義の諸相
5 国際連盟・ワシントン体制下の中国と日本
6 恐慌の構造
7 「立憲制」の帰結とファシズム
8 経済総動員戦体制の経済構造
9 戦争と国民意識
10 大陸政策と日米開戦
11 第二次世界大戦における日本の軍事的位置