出版社内容情報
古代から中世へと移行する社会を、東アジア世界の変貌のなかに位置づけ、「変化」「連続性」の双方を意識しつつ、中世的秩序がいかに形作られ、その特質とは何かを追究する。
内容説明
律令制から封建制へ、浮上する武人。古代から中世へと移行する社会を東アジア世界の変貌のなかに位置づけ、国家体制・宗教・文化・生活の変化と連続性の双方を意識しつつ、中世的秩序の特質とは何か追究する。
目次
1 10世紀の転換と王朝国家
2 貴族政権と地方支配
3 院政の成立と王権
4 荘園制と都鄙交通
5 東アジアの武人政権
6 中世前期の政治秩序
7 院政期文化の特質
8 中世国家と寺社
9 イエの成立と親族
10 穢れ観と中世社会