出版社内容情報
思考を心的「計算」とみなす新しい種類の心理学=計算心理学の可能性を検討.認知科学の古典的な核である言語の問題を対象として,記号計算の概念を軸に,様々な方法論が協調的に問題解決に当たるという認知科学の醍醐味が語られる.補稿:郡司隆男・齋藤洋典
内容説明
心とは、自然が産みだしたみごとな記号計算装置だ。計算機科学、心理学、言語学、哲学に共通する問題提起の書。
目次
1章 計算的人間観
2章 心の科学をめぐって
3章 記号の計算としての認知
4章 コネクショニズムの計算観
5章 心の理論としての計算プログラム
6章 経験科学としての計算アプローチ
7章 理論科学としての計算アプローチ
8章 おわりに―心の科学と認知科学
補稿(生成文法と計算;認知科学文化論考―わざとこころ)