出版社内容情報
人間の直観がつくりあげる最高の美である音楽.その理解と表現のプロセス--作曲,演奏,鑑賞など--を認知科学によって解明する新しい試み.執筆者:村尾忠弘/阿部純一/大浦容子/平賀譲/波多野誼余夫
内容説明
音楽は人間の直観がつくり上げる最高の美。その理解と表現のプロセスを徹底解明。
目次
1章 楽曲分析における認知(音楽における作品構造の分析法;“暗意―実現モデル”による認知的楽曲分析;“代償的グルーピング”による分析理論の展開)
2章 旋律はいかに処理されるか(旋律処理の三つの側面;旋律認識における調性的体制化;終止音導出過程のモデル化)
3章 演奏に含まれる認知過程―ピアノの場合(初見視奏;作品の理解・解釈と演奏表現の決定)
4章 音楽認知のための知識表現(音楽認知の枠組み;関数形式による音楽の表現;類似性の検出;音楽の認知モデルに向けて)
補稿 音楽の認知的理論をめざして