出版社内容情報
シャーマンの“歌舞降神”から,はなやかな百戯へ.伎楽や高麗楽のふるさとで,社会の底辺でにぎわう遊芸人たちはタルチュム(仮面劇)へなだれこんでゆく.西域から,はるか日本に及ぶアジアの芸能エリアをふまえて,野生的でパワフルな民俗芸能の流れを追う.
目次
序 朝鮮芸能史の前提
第1章 古代三国の芸能(高句麗楽と西域楽;百済楽と伎楽;新羅郷楽と仮面戯)
第2章 中世の芸能(山台雑劇;儺戯;調戯;高麗の広大)
第3章 近世の芸能(山台儺戯;朝鮮朝の才人と広大;パンソリ)
第4章 仮面劇と人形劇の伝承(農耕儀礼と仮面戯;喪家戯;城隍祭の仮面戯;山台都監劇;北青獅子戯)