出版社内容情報
仮説生成のための質的研究法や,教育・臨床の現場での実践研究など,心理学研究の新しい展開を積極的に取り入れるとともに,仮説検証や統計法の適用に関する方法論的問題まで論じた本格的な入門書.研究計画,発表・論文執筆,学会,研究倫理等も具体的に説く.
内容説明
本書は、卒業研究などで初めて心理学の研究に取り組むことになる学部学生から、研究者として本格的に心理学の研究に携わっていこうという大学院生まで視野に入れて、心理学の研究法を解説したものです。多様な研究法を、研究者が現実の世界とどのような形でかかわるかという観点から、「調査研究」、「実験研究」、「実践研究」という3本の柱を立てて整理し、そこに心理学研究法の新しい流れを積極的に取り入れる構成を考えました。
目次
第1章 心理学の研究とは何か
第2章 質的調査―観察・面接・フィールドワーク
第3章 量的調査―尺度の作成と相関分析
第4章 実験の論理と方法
第5章 準実験と単一事例実験
第6章 教育・発達における実践研究
第7章 臨床における実践研究
第8章 研究の展開―研究計画から発表・論文執筆まで
著者等紹介
南風原朝和[ハエバラトモカズ]
東京大学大学院教育学研究科
市川伸一[イチカワシンイチ]
東京大学大学院教育学研究科
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
東京大学大学院教育学研究科
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