心理学と教育実践の間で

心理学と教育実践の間で

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  • サイズ B6判/ページ数 275,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130111096
  • NDC分類 371.4
  • Cコード C3011

出版社内容情報

教育実践は心理学研究を「役に立たない」とし,心理学は実験的検証のない実践を「科学的でない」としてきた.様々なズレ,行き違い,ねじれを内包した教育実践―心理学の歩み寄りは可能か.実践と深く関わってきた研究者による,「実践的」心理学研究への提言.

内容説明

本書は、近年の「心理学と教育実践の間を埋めよう」とする試みを否定するものではないが、これらとはかなり趣を異にする。それは、心理学と教育実践の間を「埋めよう」とする以前に、そもそも心理学研究の営みは教育実践とどういう関わりを持ってきたのかという点についての反省、また、教育実践という実践を「研究する」ということはそもそも可能なのかについての根源的な問いから出発しようという点である。このような批判的な問い直しの観点が、これまでの研究には欠落していたのではないかという著者共通の認識に基づいてまとめられたものである。

目次

序 心理学と教育実践の間で
1章 教師の実践的思考の中の心理学
2章 心理学は実践知をいかにして越えるか―研究が実践の場に入るとき
3章 心理学を実践から遠ざけるもの―個体能力主義の興隆と破綻
4章 学習の「転移」から学ぶ―転移の心理学から心理学の転移へ
5章 コメントとコメントへの返答

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