民族という虚構

個数:

民族という虚構

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月29日 19時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 201,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130100892
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C3010

出版社内容情報

民族は虚構に支えられた現象である、という視点にたち、民族の同一性という考えを生み出す社会的・心理的なしくみを分析。虚構と現実を結びつけているシステムを考察したうえで、開かれた共同体概念の構築を試みる。「民族」を考えるすべてのひとのためのテキスト。

内容説明

民族という虚構から開かれた共同体へ。異邦人や少数者の存在こそが人間の同一性を生み出す源泉をなす―パリ在住社会心理学者の考察。

目次

第1章 民族の虚構性
第2章 民族同一性のからくり
第3章 虚構と現実
第4章 物語としての記憶
第5章 共同体の絆
第6章 開かれた共同体概念を求めて

著者等紹介

小坂井敏晶[コザカイトシアキ]
1956年愛知県生まれ。1994年フランス国立社会科学高等研究院修了。現在、パリ第八大学心理学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イカ

4
第1章だけでも読んでみると人種という概念自体が虚構に過ぎないということと、虚構が実態であるかのように錯覚するようになった経緯がよく理解できる。人種とは「客観的な根拠を持つ自然集団ではなく、人工的に区分された統計的範疇にすぎない。どの身体的特徴(身長・体形・髪・血液型・皮膚色・眼色・頭形・鼻形・唇形・体毛の濃さなど)に注目するかによって(その)分類の仕方は異なってくる」。

水無月十六(ニール・フィレル)

4
民族というものは虚構である。人間の社会は虚構から成り立っている。目から鱗の話が多かったです。民族というものを考えるときにこの本で読んだことが役立つように思えます。ただ少し偏った見方なのかなというところもあったので、その箇所に関しては他の文献もあたる必要がある気がします。2014/10/21

Shori

2
久しぶりの小坂井先生本。ぼんやり多様性いいよね、で止まっていたなと思わされる。少数派影響理論、民族同一性が虚構であるがゆえの他の文化価値を受け入れられる…。イラク水滸伝にて、イラク都市部からは貧しい外部とみなされている、湿地民発祥の食文化(水牛のゲーマルなど)が国民食とされていることも想起した。異端があるから宗教が成り立つ。反権威があるから美術の権威が成り立つ(ブルーピリオドより)。2023/08/03

イカクジラ

2
5章が特に面白かった!そして自分のナイーブさに恥じ入る。虚構性が人間の条件なら、それを批判したって後々のフォローまで普通出来ないもの。大審問官はエラかった。今後は「日本人とは何か」的自分探し本は読まなくなるかも。2010/06/21

lovekorea

0
テーマがテーマだけに流石に難解。社会学・心理学・政治哲学などなどの素養が必要なハードな書籍でした。 残念がらボクにはこの本を十分に咀嚼するほどのパウアーはありませんでしたが、それでも学びはあったと感じました。 在日朝鮮人の帰化に対する諸々は、令和の時代から見ると少し古いかなと感じる点もありましたが、このあたりは個人差も大きいのかも知れません。 少なくともボクに関して言えば帰化するにあたって心理的な抵抗はほぼゼロでしたし。2022/05/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/67841
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。