内容説明
北米大陸の半ばを版図に収めた第三帝国は、合衆国にとどめの一撃を加えた―西海岸の合衆国軍事拠点を反応兵器で同時攻撃、都市ごと消滅させたのだ。これによって北米本土の合衆国軍事力はほぼ潰滅した。だが不屈の合衆国は降伏よりも日英と結ぶ道を選択、ついに日英米による対独軍事同盟が成立する。三国にとって最優先の課題は連絡ルートの確保＝太平洋の制海権確立だった。かくして対独軍事同盟最初の協同作戦が立案された。太平洋と大西洋とを結ぶ近代運河を有しながら目下独軍占領下にある合衆国領地、太平洋における独Ｕボートの出撃根拠地＝パナマの奪回が第三帝国への反撃の狼煙となる…。地球の裏側の要塞化された地へ上陸作戦を敢行すべく、帝国陸海軍は総力を結集するが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラヤ３
2
第3帝国、日英同盟軍、アメリカとそれぞれの立場の人物によるそれぞれの戦いと後方での出来事が各章ごとにまとめられている。2019/11/05
こぼこぼ
2
再読。「死戦の太平洋」からの続き(本編合せて10巻目)。真田さんが黒い事を色々考えます。2017/12/16
in medio tutissimus ibis.
1
日英同盟(イギリス本土があるとは言っていない)。ついでに日独の草刈り場兼戦場となりつつあるアメリカも焦土と化しつつある。どんな経緯が…と思って調べたらなかなか綿密に練り上げられた架空歴史のようで、他の巻が入手困難なのが悔やまれる。日本は日露戦争に負けて北進を断念、シーパワーとしてWW3まで内需を軸に内政に専念していた、と。アメリカとも対立したせいでドイツに負けた英国政府はカナダに。次いでソ連、メリカがドイツに各個撃破され、英米の残党と日本の同盟がドイツと戦う羽目になったと。読んでても思ったけどドイツ酷使w2017/03/10
ｋｈ
0
カナダでの戦車戦でやっと対等かぁって思いました。史実を知ってるとドイツ戦車を相手できる日本の工業力にビックリですが…
