内容説明
ルーンを「蛇の杖」から護るため、伯爵と契約を交わしたフェリエルは修道院付属女学校に送りこまれた。だが、清楚な少女の園―と思われたこの地にこそグラール国の真実が隠されていたのだ。異分子としてはじき出され、孤立無援となった彼女は決断する。望みとは、闘い勝ち取るものであると。フェリエルの挑戦がはじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
32
レアンドラと対すると恐怖心や焦りがより増幅されて、逆らうなんて無理！と思わされるけど、アデイルが登場した途端問題は心は軽くなりまるで冗談みたいに未来は明るく感じる。二人の女王候補は本当に光と闇のように対照的だ。フェリエルが転入した全寮制の女子校ではアデイルの書いたBL小説は空前絶後の大人気だった…(⌒-⌒; )2015/06/26
紫伊
25
貴族の女の子たちが集まる女学院に送り込まれるフィリエル。将来王宮に出入りするようになる西の善き魔女の卵である彼女たちの集まる世界が一筋縄で行くわけがなくて。したたかさと可愛さと弱さと、いろいろ隠し持っているのが女の子だから。久しぶりに読んで初めて気になったのがシスターレイン。彼女の豹変ぶりに衝撃を受けた。計算された魔性はこういうことではないのか。キャラクターはイグレインの格好良さが好き。ルーンはキャラ読みするほどじれったくなると共に素直な時が可愛すぎる。2019/10/10
くりこ
21
前巻の時もそうでしたが、挿絵の効果も手伝ってずいぶん昔の少女漫画を読んでいる気分になります。今作は女学校の話で編入早々いじめにあうあたりはお約束な展開でしたがお約束ながらもその後の展開は新鮮で今作も楽しませていただきました。2016/03/24
紅
16
閉ざされた女学校ものとしても、恋愛ものとしても美味しかった。清楚な少女の園に隠された秘密、陰謀。王道といえば王道なのだけれど、読んでいてとても楽しい。また、ルーンとの恋愛部分にはどきどき。星降る空の下でキスするとか美味しいですね！幼馴染で想いあってるとかいいね！ルーンに関しては体育の見学が嫌いではないという記述が面白かった。男の子なんだなあ。あとは、エヴァンジェリンね笑。酷い腐女子だ！←2013/06/05
nana
12
陰謀ありラブありスポ根あり、いろんなタイプの女の子達がひしめき合う女子校しかも全寮制、怖いわー。最後にすべてアデイルに持ってかれましたねー。2015/07/02
