中公文庫<br> 星の文人 野尻抱影伝

電子版価格
¥1,100
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中公文庫
星の文人 野尻抱影伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122066892
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1123

出版社内容情報

飽くことなく星への憧憬を語って大正・昭和の天文少年少女を魅了し尽した“星の文人”野尻抱影。ハマッ子の洒脱、江戸趣味人の博識、心霊学への肩入れ、末弟・大仏次郎に見せる長兄の厳しさ……日本最大の「横丁のご隠居」の素顔。

『野尻抱影―聞書“星の文人”伝』を改題

内容説明

飽くことなく星への憧憬を語って大正・昭和の天文少年少女を魅了し尽した“星の文人”野尻抱影。ハマッ子の洒脱、江戸趣味人の博識、心霊学への肩入れ、末弟・大佛次郎に見せる長兄の厳しさ…。「二世天文屋」を自任した天文学者による決定版評伝。

目次

ハマ生れ、ハマ育ち
早稲田の杜
甲斐ヶ根のふもと
英語研究社
北斗・オリオン・カノープス
レイモンドとロングトム
すばるまん時 粉八合
東京の二つのプラネタリウム
末弟は大佛次郎
『星恋』と『星三百六十五夜』
冬来菜葉、春唐辛子
ツィゴイネルワイゼン

著者等紹介

石田五郎[イシダゴロウ]
1924年、東京生まれ。東京帝国大学理学部天文学科卒。49年東京大学助手、64年助教授、84年教授を歴任し、同年4月退官。この間、三鷹天文台に一年、麻布狸穴の天文学教室に九年、岡山天体物理観測所に二十四年を過ごす。86年東洋大学教授に就任。92年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

56
科学的観測はまったくしないで、観望と文献に徹した「星の文学者」の92年間を、「二世天文屋」を名乗る著者が描く。東大教授で岡山の観測所所長でもあった天文学者が、文学者の後継を称したのは、野尻抱影という人の影響が、分野に関係なく非常に大きかったことを表す。抱影の伝記は他になく、よくここまで人物と時代を追跡したものだと、感心してしまった。さて自分としては、ラストにある、1957年のニッポン放送スタジオで、マイクをはさんで、抱影本人と石田氏が対談するツーショットの1枚の写真が、この本のハイライトに思えてならない。2021/03/20

風斗碧

2
ああ、楽しかった。石田五郎の文章はいいなあ。そして野尻抱影の守備範囲の広さに舌を巻く。2019/04/19

スピネル

1
長らく積読のままほっておいたものをやっと読了。2022/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13446565
  • ご注意事項