中公文庫<br> 夫の墓には入りません

個数:
電子版価格
¥748
  • 電書あり

中公文庫
夫の墓には入りません

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月17日 18時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122066878
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

ある晩、夫が急死。これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。?愛人?への送金、墓問題、介護の重圧……がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届!? 婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、人生逆転小説。『嫁をやめる日』を改題。〈解説・角田龍平〉

垣谷美雨[カキヤミウ]
著・文・その他

内容説明

ある晩、夫が急死。これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。“愛人”への送金、墓問題、介護の重圧…がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届!?婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、人生逆転小説。

著者等紹介

垣谷美雨[カキヤミウ]
1959年兵庫県生まれ。ソフトウェア会社勤務を経て、2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。テレビドラマ化された『リセット』など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

652
この人の小説はいつもながら軽快で面白い。読みながら、新たに2冊を発注してしまったくらい。本書は地方の旧家の息子と結婚した夏葉子が、突然に夫に先立たれたところから始まる。当然のことながら、彼女の境遇はあれやこれやと変化を余儀なくされる(とりわけ対人関係が)。そんな彼女が「嫁」をやめるまでを描く。弁護士の角田龍平氏が解説を担当しているが、女性にとっては法律的にも因習的にも日本の社会は女性たちの味方とは言い難いようだ。本書はそうしたことに対するプロテストなのだが、垣谷美雨の筆致はあくまでも穏やかで暖かい。2021/05/02

ミカママ

582
読む人をとことんイヤな気分にさせる(笑)垣谷さんの本領発揮。40代で夫を亡くした夏葉子。近隣に住む舅姑は、悪い人たちではないのだが…。日本の地方都市に行けば普通に転がっている話だろう。それをここまでのエンタメ作品に仕上げるのだから、さすがだ。わたしだってイヤだな、夫といっしょの墓なんて(笑)というか、そもそも日本の墓制度自体を見直す時期に来ていると思う(今回の帰国でもみな口を揃えていた)。夏葉子が自由に暮らせる世の中になりますように。ついでに支えてくれる彼氏のひとりでも出来るといい。2022/08/01

ノンケ女医長

290
「嫁ぐ」という言葉は強烈。女に家と書くんだから。嫁ぐことのできる女性を心から羨ましいと思うけど、幸せだけでもないみたい。本音をひたすら隠して相手を敬う。限界を迎えたある日、お互いを口汚く罵る。終焉を迎えたと思ったら、時間を置いて次に進んでいく。葛藤の描写が、とても見事だった。地方都市の方言も作品に美しい彩を与え、本当に良かった。男性性を遺憾なく発揮し、女性を頼って生きていく工藤洋輔に「夕陽ば見よう」(188頁)と、私も言われたい。彼とのデートは、このうえなく魅力的だと思う。2022/12/19

もりやまたけよし

232
話の進み方が小気味よくてきぱきとしてすっきりしている。ついつい感情移入してしまう。田舎の人間関係については、あるあるネタでついついうなづいてしまう。2021/02/10

🅼🆈½ ユニス™

178
タイトルが面白く興味を抱いて内容も知らずに手にした作品。嫁の心理ってこうなんだろうなと思える有益な一冊。作家の哲学とか本を通して表現したい物など置いといて、普通以上に面白かった。本音を隠してタテマエだけで生きるのって相当疲れると思う。結末も好き❗️2019/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13388502
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品