中公文庫
獅子は死せず〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122061927
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

朝鮮の陣での武功にて加藤清正ら名だたる名将に絶賛されるも、関ヶ原の合戦で西軍についたため領地没収された毛利勝永。土佐・山内家に寄寓し、失意の日々を送っていた男は、豊臣側の密使来訪を受け、名誉挽回を賭けて決戦の地・大坂へ馳せ参じる!『うつけの采配』の著者が、大坂の陣を舞台に描いた傑作歴史小説。

著者等紹介

中路啓太[ナカジケイタ]
1968年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、「火ノ児の剣」で第一回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

46
武士としての本義。時節を踏まえた決断力と行動力。序盤故に助左衛門の意義などがまだ見えないが、鍛錬の極意の件にヒント。上巻のハイライトはやはり四郎兵衛。本義、これもまた死士なり!印象的なのが、妻ようの『真夏の蜻蛉』。武家の妻としての本望なれど、文字通りの儚さではなかろうか。一族・郎党の夢も踏まえ、(冬・夏の陣の経緯・結末は把握も)勝永の活躍・存在感に期待。加えて、助左衛門の運命的な女性との出会いの顛末も気になるところ。2016/12/24

巨峰

40
大阪冬の陣夏の陣を闘将毛利勝永の視線から描く。個人的には真田幸村が何故出城である真田丸にいたかなどの小さな疑問が解決されていて興味深い。 上巻は、全体として沈鬱な雰囲気が漂う。下巻ではじける瞬間があるのかな?2015/12/12

mataasita

11
戦いがいつまでも始まらない。もうちょっとスピード感がほしいなぁ。下巻に期待。ずっともうりだと思っていたけど、モリだった。毛利勝永。2022/05/14

できるだけ

11
毛利勝永。言わずと知れないマイナー武将。真田丸が放送されている頃の本で、言わずと知れた有名武将の真田幸村と共に大坂の陣で戦った人。真田幸村好きだけど毛利勝永の方が好きになる。2020/05/19

ウィズ

11
感想は下巻読了後に書こうと思います。2015/12/20

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