中公文庫<br> 山の人生―マタギの村から

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中公文庫
山の人生―マタギの村から

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056688
  • NDC分類 384.35
  • Cコード C1195

内容説明

下北半島にある“畑”という村には古くからマタギの文化が伝承されていた。自然を崇め、自然と共に生きようとするマタギたちの生活様式、歴史、民話などの資料を、山に造詣の深い著者が丹念に取材した実録。近年、火事と過疎によりその文化は失われてしまった。資料写真満載の貴重なドキュメンタリー。

目次

第1部 山村に暮らす(下北郡畑;ナタカマ闘争)
第2部 伝承とともに(山里の記憶;マタギ藤三郎小伝)
第3部 山里の民話(夕顔の昔;アンコム(ヌ)シ
オサヨとジョージ
沼の主
戻れトントン
いじわる婆
馬ッコになったトドとアッパ
「畑版」猿蟹合戦
カネの親の昔
マイマイの屁ふりオンジ(二男)
背高背低
借金取り
サルのゴンボ(ゴボウ)掘り
コメ子とヌカ子
屁ふり嫁)
第4部 春陽のころ(大猟記;ゼンマイ山;ケンジキづくり名人;緑風の渓;ウサギ狩り)
付録 マタギ資料(山立〓(また)木之秘宝之大事
山立御本地行来
南蛮一義流小筒免許鹿鳥討法秘伝之巻大事
クマ旗
山ことば)

著者等紹介

根深誠[ネブカマコト]
1947年、青森県弘前市に生まれる。明治大学山岳部OB。日本山岳会会員。73年以来、ヒマラヤの旅と登山を続ける。77年ヒマール・チュリ、81年エヴェレスト、ともに失敗。84年にはアラスカ・マッキンリーで行方不明になった植村直己さんの捜索に参加。88年シャハーン・ドク初登頂、92年、日本人僧侶河口慧海のチベット潜入経路を調査。2004年、ヒマラヤ奥地ツァルカ村に三年がかりで鉄橋を架設。ヒマラヤの未踏峰六座に初登頂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

58
下北半島、恐山西方に位置する畑という村。そこでのマタギ文化を記録した一冊。冒頭の部分でいきなり社会運動の記述があり、ついで畑のマタギの由来が語られているが馴染みのない地名のオンパレードで、失敗したかなと一度は感じた。ただその後、マタギたちの人生や狩猟の話、民話になると俄然面白くなる。特に熊狩りの様子や兎狩りの様子、ゼンマイ採りや釣りなど山に生きる人々が生き生きと語られ、こちらはどこを読んでも面白い。マタギという今は滅びつつある文化が哀惜をもって語られ、面白い中にも寂寥感を感じずにはいられない本であった。2017/11/27

Richard Thornburg

4
感想:★  マタギの文化的観点から見た場合の感想なら星5つつけたいところなのですが、焦点を絞っておらず、作者は何を語りたいのかがいまいち不明瞭・・・というか、まとまりがないです。  あと、どういう意図なのか、方言の語尾のみをカタカナ表記してあるのも非常に読みづらかったです。2013/10/31

mahiro

3
しまった、前に読んだ本を又買ってしまった…でも読メでは初めてなので登録しておきます。 東北の山地を隅々まで知り尽くし、山を敬い獣を狩り、独自の文化を継承して来たマタギの記録。 熊に関する儀式などアイヌ民族に似ている所もある マタギの文化が失われたのは本当に残念。 2013/04/29

takao

2
ふむ2024/02/14

コカブ

1
下北半島・旧川内町にある畑という集落のマタギを描いた本。マタギの文化は一子相伝で伝えられるので、なかなか部外者が知る事ができない。日本の狩猟文化の研究者も畑のマタギから話を聞く事ができなかったが、著者は何度も通うことで話を聞く事ができた。著者は、マタギ達がマタギ文化が廃れる事を推測していたから、部外者に話す気になったのではないかと推測する。畑では集落総出でのウサギ狩りなどが行われていて狩猟文化の村という感じがするが、マタギ猟は巣にいるウサギを狙うものなので、巻狩りのウサギ刈りは元来の文化ではないという。2013/09/06

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