中公文庫
斑猫の宿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122055650
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C1195

内容説明

虫にひかれて旅してみれば。日本全国縦横無尽に経巡った、鉄道好きの編集者との二人旅。虫と動物を追い求め、土地の文化と人情に触れ、うまいものを味わう。開発か自然保護か、ヒトと文明への洞察にあふれた、奥本版「阿房列車」。第一〇回JTB紀行文学大賞受賞作。

目次

西表・波照間の巻―電信柱のカンムリワシ
小千谷の巻―いざり機とルーズソックス
富良野・大雪の巻―高貴な蝶は悪食家
四万十・足摺の巻―叛逆者とトンボの楽園
白馬・戸隠の巻―利権おいしかの山
泉州・南紀の巻―微小な生命と神々の国
岐阜の巻―束の間の蝶、超大粒の山椒魚
横浜・東京の巻―珍獣奇鳥怪魚は街に棲む
宮城の巻―ほたるの宴 窓の雨
長州の巻―防人の島と斑猫の宿
仏蘭西の巻―コルシカの栗の樹の下で
日向の巻―石垣と孤高の外交官

著者等紹介

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944(昭和19)年、大阪生まれ。フランス文学者・随筆家。東京大学文学部仏文科卒業。82年『虫の宇宙誌』で読売文学賞、92年『ファーブル昆虫記』(全八巻)で産経児童出版文化賞、95年『楽しき熱帯』でサントリー学芸賞(社会・風俗部門)、2001年『斑猫の宿』でJTB紀行文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もりちゃん

3
虫を追っていろんなところに行く奥本せんせいと、わにくんの旅行記です。奥本先生のお坊っちゃま加減が少し鼻に付きますがおおむね平和に読めました。わにくんが少し鉄の人なので阿房列車風味でもあります。2013/12/29

方々亭

1
JTBの月刊誌に隔月で連載された旅行記をまとめたもの。沖縄から北海道まであちこちに赴いているけれど、各地に昆虫好きの知り合いがいて、虫屋のネットワークはすげぇなあと感心した。2021/08/25

イソテルス

0
国内で二人旅だからか、アマゾン河を旅した「楽しき熱帯」よりも軽く、くつろいだ雰囲気が伝わってきた。2013/02/17

かちぐり

0
昆虫のこともわかるが、日本のことがわかる。 1ページの中に、好きな言葉がたくさん出てくる、いい旅行記でした。 2012/03/28

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