中公文庫<br> 白骨の語り部―作家六波羅一輝の推理

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中公文庫
白骨の語り部―作家六波羅一輝の推理

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  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122052147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

死後一年が経過した女性の白骨死体が発見された。だが昨日、彼女は生きていた!? 民話の郷・遠野で起こる忌まわしき事件の謎に作家・六波羅一輝が挑む! 

内容説明

民話の郷・遠野の山奥で死後一年が経過した白骨死体が発見された。DNA鑑定の結果、遺体は旧家に暮らす美しき四姉妹の次女のものと判明するが、遺体発見の前日まで彼女は生きていた!?ミステリ作家・六波羅一輝が遠野の伝承を繙き、呪われた旧家をめぐる惨劇の真相に迫る!作家・六波羅一輝シリーズ開幕。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と新しい推理小説を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

91
作家六波羅一輝の推理第1弾。遠野の伝承を根幹に据えた、どちらかと言えば浅見光彦風トラベルミステリ。だが、そこは鯨統一郎氏のこと、トリックと伏線をキッチリ描き、謎解きの推理がしっかりと出来る作品に仕上がっている。物語は作家六波羅一輝が取材旅行に訪れた遠野で、白骨の遺体を発見する。捜査の結果、歯の治療痕から身元が判明するのだが、その被害者は前日まで生きて家族と生活をしていたのだ。本筋の謎は面白いと思うが、敢えて2時間ドラマ風に作りを軽くする為、この様な構成にしたのだろう。私的には、お気楽本格もたまには良い。2019/06/09

coco夏ko10角

33
シリーズ第1弾。デビュー作後書けなくなってしまった作家・六波羅一輝と担当編集者のみなみが取材旅行で訪れた遠野で白骨死体を発見、しかしその女性は前日まで生きていて…!?なんとなく予想してたことの先があってよかった。こうやって色んなところに取材行って事件に遭遇してしまうのかな?シリーズのんびり読み進めるつもり。2019/08/22

gonta19

30
2009/10/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2013/2/5〜2/6 作家、六波羅一輝シリーズの一作目。遠野の大地主の次女、有希子が白骨遺体として発見される。しかし、有希子は前日まで家族とともに過ごしていた。取材旅行に来ていた一輝と担当編集者のみなみであったが、次なる犠牲者が。 鯨氏にしては、おちゃらけ度の少ない正統派謎解き。土曜ワイド劇場でドラマ化されているのは知っていたが、こんな正統派だったとは。シリーズ続編が楽しみである。2013/02/06

十六夜(いざよい)

14
民話の郷・遠野の山奥で死後一年が経過した白骨死体が発見された。DNA鑑定の結果、遺体は旧家に暮らす美しき四姉妹の次女のものと判明するが、遺体発見の前日まで彼女は生きていた!?ミステリ作家・六波羅一輝が遠野の伝承を繙き、呪われた旧家をめぐる惨劇の真相に迫る!作家・六波羅一輝シリーズ開幕。上川隆也さんが六波羅一輝を演じるドラマシリーズがとても好き。読んでもみたが、個人的にはドラマの方がすっきり見れた気がする。とはいえ、面白いシリーズなので続編も読んでみたい。2015/06/17

TheWho

14
抱腹絶頂の爆笑歴史ミステリーの著作を好んで読んでいたが、今回は、民族学と殺人事件が交錯する本格ミステリーである作家・六波羅一輝シリーズ第1弾。舞台は、柳田国男の遠野物語で有名な民話の里の遠野。事件の背景と主人公である六波羅一輝の背景が並行して進んでいく。そして取材旅行で六波羅一輝と編集者の北村みなみが訪れた遠野で白骨死体を発見し、まか不可思議な殺人事件に巻き込まれてしまう。遠野の旧家次女の死と隠された秘密、そして遠野伝承が絡んで引き込まれてしまった。とにかく面白く一気読みの一冊でした。2017/03/06

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