中公文庫<br> はみだしオケマン挑戦記―オーボエ吹きの苛酷なる夢

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中公文庫
はみだしオケマン挑戦記―オーボエ吹きの苛酷なる夢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122047631
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C1195

内容説明

オーボエ吹きの夢はとどまるところを知らない。N響首席奏者として華麗かつ苛酷なビータ演奏旅行をこなしながらも、リサイタル、ソロアルバムレコーディングにと精を出す。飽くことなき好奇心を持つ音楽家の日常に眠る暇なし。

目次

オケのなかから身を乗り出して―序
オーボエ吹きの「スーパーリサイタル」日記
ビータ論
N響ドイツ・ベルギー演奏旅行(1)―ドイツへの「旅」の奇妙な感覚
N響ドイツ・ベルギー演奏旅行(2)―デュトワとの再会
N響ドイツ・ベルギー演奏旅行(3)―ベルリン公演
なにがおきてもビータは続く―一九九四年N響ヨーロッパ・ツァー日記
病気になっても休めない―一九九六年N響国内ツアー日記
今回のデュトワはしつこく、怖い―一九九七年N響ヨーロッパ・ツアー日記
オーボエ吹きは何処へ行く―一九九七年、過密な夏の日常日記
オーボエ吹きの深き欲望―ソロアルバム・レコーディング日記

著者等紹介

茂木大輔[モギダイスケ]
1959年東京生まれ。国立音楽大学(器楽学科オーボエ専攻)卒業後、ミュンヘン国立音楽大学大学院に留学。同大学院修了後、同大講師、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管絃楽団第一オーボエ奏者を経て、90年よりNHK交響楽団の首席オーボエ奏者。2001年、日本フィルハーモニー交響楽団を指揮し、指揮者としてもデビュー。活動の幅は作曲、企画、執筆にも広がる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

niyopiyo

6
これもすごく楽しかったー!!2冊目は、N響に入ってからの色々。そして茂木さんの挑戦。プロの音楽家の日々、演奏旅行中の行動日記、そして悩み、葛藤…。引き続き、ついつい笑っちゃうギャグ交じりに、しかし真剣に音楽と向き合う姿と、そしてやっぱり良い音が鳴った時の感激の描写が素敵!!演奏旅行(ビータ)の日常もおもしろいし、ソロアルバム作りの「グラン・パルティータ」をオーボエ五重奏版で演奏・収録するところも素敵!とても楽しかった!!さぁ、茂木さんの「モーツァルト・オーボエと弦楽のための作品集」を買ってこようっと! 2015/12/22

さぼてん

2
初めて茂木さんの本を読みましたが、やはりクラシックの世界は厳しいのだなと改めて思いました。他の方から何度か話は聞いたことはありますが、楽器というのは本当に際がない。ビータの日記のところてはそれをひしひしと感じました。自分の技術を更なる高みへ目指すことが一生続くという、ある意味苦しい幸せを感じられる職業ですなあ。というか快感に近いですよね。来世でも生きられたらこの世界を一度は味わってみたいものです。2015/10/29

yukitalia

1
オケ本週間。生音ききたいわー。という気分。2016/02/01

ikedama99

1
ただ元気なだけで、文筆もうまいオーボエ吹き・・と思っていた部分があった。でも、それは大きな間違いだった。ただ面白いだけではなく、悩みもだえ苦しみ、そして自分のやりたいこととのマッチングをはかるために苦悩する部分もあり、とても楽しくかつ考えながら読むことができた。また、その「自分」がバランスをとるための趣味の話(模型にはびっくり!自分と同じだ)、そして何よりも家族の話がよかった。解説の里中満智子さんの文章もよかった。自分に「喝」を入れる本にもなる。息抜きにもなる、よい本です。2014/03/16

shami

1
どうなるか先の展開は予想が付いたけど、デュトワのしごきの部分が面白かった2012/05/08

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