出版社内容情報
南の小国カグウェルに竜が現れ、竜騎士の任命を受けたユーシスが南に向かう。後を追い旅立つフィリエル。「竜は世界を解く鍵となる」という言葉の意味は? かの地で彼女を待つものは?
内容説明
竜の被害に悩む隣国の要請を受け、伝統ある竜退治の騎士がグラールを発った。あかがね色の髪の乙女フィリエルは騎士を守ろうと心に誓い、ひそかに後を追う。しかし胸の奥には消えた幼なじみルーンへの想いが秘められていた。―母国のはるかに南の土地で、竜騎士団とフィリエルが出会ったものとは!?長篇ファンタジー、南方冒険篇。
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
1959年東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。『空色勾玉』でデビュー、日本児童文学者協会新人賞を受賞。著書に、勾玉三部作となる『白鳥異伝』『薄紅天女』(赤い鳥文学賞受賞)のほか、『これは王国のかぎ』(産経児童出版文化賞受賞)などがある
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感想・レビュー
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たるき( ´ ▽ ` )ノ
52
なんだか急に世界が広がったかんじ!懐かしい人も出てきて楽しめた。どんな風に話がまとまっていくのか、予想がつかない(笑)ぐんぐん読める♪2019/01/08
りょうこ
38
ルーン...良いタイミングで出てきたなぁ(笑)盛り上がってきました!残り4冊どうなるのか?楽しみです!2011/12/02
つらら@道東民
32
ルーンって、ほんとツンデレキャラ。あのギャップ見せられて、ときめかない女子はいないよね。そして乙女にしか触れないユニコーンを王子も乗りこなせちゃう荻原ワールド、好きだわ。2014/01/27
fukumasagami
26
女王候補レアンドラとアデイルは東の脅威ブリギオン帝国の侵攻を退けた者を次期女王とすることを告げられる。一方、王都を離れ竜退治に南下して進軍する騎士ルーシス一行をフィリエルはお目付役のイグレインとともに追う。竜に立ち向かうためにユニコーンを騎士たちは手に入れるが、フィリエルもアデイルたちの実母オーガスタ公爵夫人と出逢い、ユニコーンの子を貰い受ける。そして、南の小国カグウェルで竜と対峙するがー。2021/03/14
るるみこ
25
西の善き魔女シリーズ第4弾!竜退治へと向かう竜騎士たちを追ってグラールを発ったフィリエル。母国である北の大地から遠く離れた南の土地でフィリエルが目にしたものとは…。決して混じり合うことのなかった光を、闇のなかに射し入れるために立ち向かうフィリエルがどんな花を咲かすのか…。まだまだ解き明かされていない謎も多く、今後の展開には期待が増すばかり!それにしても今回は、胸がキュンキュンするようような甘甘が止まらない展開が堪りませんでしたね♪あの台詞は反則ですよ…ツンデレにも程があるだろ(笑)2016/12/31