出版社内容情報
濁乱の世、朝政すでに無し。唐公・李淵、ついに起つ! 群雄割拠する隋末に躍出した若き英雄・李世民の活躍―血沸き肉躍る中国歴史絵巻、第三弾。
内容説明
濁乱の世、朝政はすでに無く、昏君・煬帝は弑された。群雄割拠する争乱のなか、父の唐公を戴き、ついに真主・李世民が兵を挙げた!若き英雄に率いられた史上名高い興国の猛将、智将たちの活躍!!―隋の建国から唐の玄宗と楊貴妃の悲劇まで、一世紀半におよぶ治乱興亡を描く中国歴史物語、激動の第三弾。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月、熊本県生まれ。学習院大学大学院博士課程(国文学)修了。88年に『銀河英雄伝説』で星雲賞(日本長篇部門)を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
4
2巻までの停滞感は何だったのかと思えるほど、今巻は疾風怒濤の展開。短期間に唐の覇権が確立するため、めまぐるしく争覇戦が繰り広げられ、勿体無いほどの充実振り。2017/10/18
コホーー
1
中国ドラマがなかなか面白かったので本書を手にしたが、著者の別の作品である岳飛伝同様、読んでていまいち面白みに欠ける。自分の読解力にも原因はあるんだとは思うけど。2023/07/17
ガミ
0
大きな成功のために、大きなリスクを背負う。私には難しいと思えますが、それをこなす李世民。そんな彼の賢明な行動と、彼の持つ広い人脈を使って行う政治が読みどころです。2006/02/28
亀様
0
煬帝が倒れ、ようやく唐の時代です。といってもまだこの巻では統一はされていないんですが。2004/05/29